2009年6月14日日曜日

金よーびのOpenSeminar

ゼミのブログの原稿から

【市場を創る】
商標は独占しても周囲に損失はないから、更新によって事実上永遠に得られる。著作権は制限がある。独占することによる不利益もある。先日Creative Commonsで著作権について勉強したばかりなのに、商標との違いを聞かれてわからなくなってしまった。
著作権が永遠になることで利益を得る権利者は1%程度だとしても、残り99%の作品になすすべはなく法律は動かされてしまう。しかし、どの結果が良いのか、見る視点によって評価は異なる。99%の作品は著作権が切れることで誰かに発掘されて無料公開され、未来の人のインスピレーションを刺激するかもしれない。1%の作品は著作権切れによって、独占していたキャラクターが自由の身になり、多くの人を巻き込む社会問題を生むかもしれない。何かを起こしたらそれがどういう影響があるのか?を考えるステップだ大切。
視点をずらすというのは「市場」という言葉も同じ。社会や時間、見る切り口によって変わってくる。
「外部性」は当事者以外に及んだ取引の影響。正でも負でも、社会の最適よりも多かったり少なかったりすることで、市場の失敗と呼ばれる。この意味は忘れないようにしよう。

【アクトビラ発表】
待ちに待った各班の発表。他の班の動向も気になるけれど、自分たちはベストを尽くせるように準備する。ゼミで、団結力とわくわくする感じと緊張感を味わったのは初めてだった。
実は「せいしゅんぴんく」は直前にきて大幅な改定をした。それまでは順調に決めていて余裕もあったなか、当日になって変更を加え、それに伴っていろいろな不具合が出てきて…でも、ベストと思えるまで多少リスクがあっても妥協しないことは大切だと思った。先輩はこんなふうにプレゼンの喋りの練習をしているんだな、と吸収できたり、実際にもっと~して話した方がいいよ、と直接アドバイスをいただいたり、本番前の時間はとても有意義なものだった。不安要素をできるだけ取り除くために努力して、でもある程度やったら、「大丈夫!」というこのチームの雰囲気とそれでうまくいくバランスが好きだな、と思った。
他の班を見るのもすごく楽しくかった。自分たちも同じ題で議論したからこそ、「こう来たか!」と思わされたり、「もっと~なんじゃないか」と考えながら見ることができた。偶然、全体がリモコンに注目していた。今回いらっしゃったアクトビラの方にとっては傾向がわかりやすい結果だったのかもしれない。
そんな中せいしゅんぴんくだけ少し異色だった。私たちはほとんど自分たちの頭と机で答えを出した。他の班を見ていると、実際に企業訪問をしたり電機屋で体験したりと行動している班が多かった。今回、私たちはデータは揃えた上で、考え抜くことで答えを出し、結果的には他との差別化ができた。けれど「行動する」ことも選択肢にあるんだな、と気付かされた。発表は終えてみるとすごくあっという間だった。
発表したからには他の班に質問したり、自分たちの班への指摘を聞きたかった。そう思えたのも、頑張って取り組んだからだと思う。

この日のゼミで思ったのは、いろんな学部生がいることの良さ。普段違う分野を勉強しているからこそ、互いに専門分野を生かして、一人とか同じような集まりじゃできなかったことができる。
1+1+1=∞ってほんとなんだな!!と思った。

プレゼンは他のチームがいるからこそ、まさに切磋琢磨できた。次は映像制作。長期取組だが、また、楽しみながらやりぬきたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿